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検査方法

検査方法


当院では、唾液・鼻咽頭ぬぐい のどちらの検査も実施できます。


・唾液によるPCR検査

 医療従事者の管理下であれば、患者様自身が採取できて、採取時に飛沫を発することが少ない点で、周囲への感染拡散のリスクが低い検体(検査の為に採取する体液のこと)と考えられています。検出感度は鼻咽頭ぬぐい液と同程度と考えられ、検体を採取する者の技術に左右されない利点もあります。

 唾液の採取は、被検者自身が自然に徐々に流出する唾液を滅菌チューブに1~2 mL程度溜めます。脱水等で唾液が出ない方は、検出感度が低下すると予想されます。また、飲食や歯磨き、うがい直後の唾液採取はウイルスの検出に影響を与える可能性があり、避けるべきです。国が定めた明確な基準は ありませんが、目安として、唾液による検査を受ける前は、飲食等の後・歯磨きを行った後などは、最低10 分以上、できれば30分ほど空けることが望ましいです。

 被検者自身による唾液採取時に採取容器の外側が汚染する可能性があるため、当院では使い捨ての容器で安全に採取しています。



・鼻咽頭ぬぐいによるPCR検査

 SARS-CoV-2 (新型コロナウイルスの正式名称)は、鼻・口などの上気道から感染するため、感染し初めには、鼻咽頭ぬぐいによる検査が最も標準的で信頼性の高い検体です。

 実際の検査方法は、専用の滅菌ぬぐい棒を、成人で10 cm 程度、小児で5 cm 前後ゆっくり挿入し、10 秒程度そのままの位置で保ち鼻汁を浸透させ、ゆっくり回転させながら引き抜きぬぐい液を採取します。

 多くの大学病院や公的病院では基本的に鼻咽頭ぬぐいでの検査を行っています。また、他国では唾液による検査は正式な検査と認められず、鼻咽頭ぬぐいによる検査のみを正式な検査としている所もあります。鼻咽頭ぬぐいによる検査は 唾液検査と違い、直前まで飲食をしていたり、歯磨き・うがいをしていたとしても、ほぼ検査結果に影響がありません。

 当院では、公的病院で勤務中の医師が鼻咽頭ぬぐいによる検査を直接実施しています。



・唾液によるPCR検査と鼻咽頭ぬぐいによるPCR検査の違い

 唾液による検査も、鼻咽頭ぬぐいによる検査も、新型コロナウイルスに感染していない患者様の検査結果が正しく陰性となる確率=(特異度)は両者ともに99.9%以上との研究結果があります。つまり、両者共に新型コロナウイルスに感染している確率が低い方が念のために受ける検査として適しているといえます。

 しかし、新型コロナウイルスに感染している患者様の検査結果が正しく陽性となる確率=(感度)には両者に差があり、鼻咽頭ぬぐいによるPCR検査のほうが、より正しく感染していることを明らかにします。したがって、大学病院や公的病院では、新型コロナウイルスに感染したかもしれない方や、感染者と濃厚接触された方には、基本的に鼻咽頭ぬぐいでの検査を実施しています。当院でも、新型コロナウイルスに感染している可能性が高い患者様には基本的に鼻咽頭ぬぐいによる検査をお勧めしています。



文責:院長 竹内翔祐

参考文献:新型コロナウイルス感染症(COVID-19)病原体検査の指針 第1版病原体検査の指針 第1版 国立感染症研究所 国立国際医療研究センター 全国保健所長会 地方衛生研究所全国協議会 日本感染症学会 日本環境感染学会 日本臨床衛生検査技師会 日本臨床微生物学会 厚生労働省健康局結核感染症課



・検査方式について

 当院では、Nucleic acid amplification test (LAMP)法での検査を実施しています。LAMP法は、いわゆるPCR検査と呼ばれる、RT-PCR法と同じく、ウイルスを構成する成分であるRNAを増幅して検査する方式のものです。抗原検査などの簡易検査と違い、非常に高い制度と特異度を誇ります。

ほとんどの大学病院や公的病院では、基本的にLAMP法での検査を実施しており、非常に信頼度の高い検査方式です。

※RT-PCRの検査も希望により可能です。(追加料金 ¥5,000)

(以下の画像は 厚生労働省 (2021年6月版) 新型コロナウイルス感染症の“いま”に関する11の知識 より)


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